以下の記事でRubyをインストールできたかと思います。
それでは実際にRubyを触ってみましょう。
irb
いちいちファイルを作成して、それをターミナルで実行するのもいいのですが、irb(Interactive Rubyの略)を使えば、対話的にプログラムを実行することができます。つまり、ファイルを準備する必要がなく手軽にRubyの動作を確認できます。
ターミナルを開いて、そこでirbと打ってみてください。すると以下のようになるはずです。
$ irb irb(main):001:0>
この状態で、ターミナルから直接Rubyのプラグラムを実行できます。終了するときにはexitと打ち込みます。
irb(main):001:0> exit
四則演算
基本の基本となる、四則演算をirbを用いて確認してみましょう。
- 足し算
- 引き算
- 掛け算
- 割り算
- 割り算のあまり
- 累乗
式を書いたらEnterを押すだけで結果を見ることができます。
足し算 irb(main):001:0> 11+4 => 15 引き算 irb(main):002:0> 11-4 => 7 掛け算 irb(main):003:0> 11*4 => 44 割り算(商) irb(main):004:0> 11/4 => 2 割り算のあまり irb(main):005:0> 11%4 => 3 累乗 irb(main):006:0> 11**4 => 14641
もちろん組み合わせることも可能です。
irb(main):007:0> 11+2*3 => 17
比較演算子
値同士を比較する方法です。例えば、「10は5より大きい」は"10>5"とかけますが、この時の">"が比較演算子にあたります。結果は比較の式が正しければtrue、間違っていればfalseが得られます。
等値 #2×5は10と等しいか? irb(main):001:0> 2*5==10 => true #2×5は12と等しいか? irb(main):002:0> 2*5==12 => false 比較 #2×5は10より小さいか? irb(main):003:0> 2*5<10 => false #2×5は10以下か? irb(main):004:0> 2*5<=10 => true #2×5は10より大きいか? irb(main):005:0> 2*5>10 => false #2×5は10以上か? irb(main):006:0> 2*5>=10 => true
次回は、条件分岐などの制御構文(if・while)についてまとめたいと思います。